万来堂日記3rd(仮)

万来堂日記2nd( http://d.hatena.ne.jp/banraidou/ )の管理人が、せっかく招待されたのだからとなんとなく移行したブログ。

2006-01-01から1年間の記事一覧

日本沈没 第二部

日本沈没 第二部作者:小松 左京,谷 甲州小学館Amazon予想できたことだけれど、第二部はポリティカルな要素が強くなっている。スペクタクルな感じはほぼゼロ。日本沈没というと政治的な深みや科学的な洞察などが語られることが多いけれども、それ以前の段階と…

ホテル・ルワンダを買ったけれど

今日も今日とて、というか今日は特に忙しい一日。なんだこれ。FF3効果か? この店に来て、こんなに商品化がたまってるのは初めて見たぞ。 仕事がたっぷりたまり、普段なら昼下がりには終わらせている伝票入力が夜にまでずれ込んだのだけれど、そのときに「…

昨日に続いて「ユナイテッド93」

昨日・今日と7連勤の後の2連休だったのだけれど、昨日に続いて今日も映画館へ「ユナイテッド93」を観に行ってきた。 いくつか印象に残るシーンや気になった点があったので書いておこうと思う。 ・冒頭でのコーランの詠唱 冒頭のシーン(犯行前夜)でテロリス…

ユナイテッド93を観た

観てきた。「素晴らしい」「感動した」とか、また「考えさせられる映画だ」とか「この事実は忘れるべきではない」とか、まあそこらへんの手垢の付いた表現をつかってしまっては、何か色々と失礼になってしまう気がする。題材が題材なだけにね。 やはり、とて…

子猫を殺す/感情と理屈/ニワトリと卵

痛いニュース(ノ∀`):作家の坂東眞砂子が18日の日経新聞で日常的に子猫を殺していると語る私自身は金魚とカナリアしか家にいたことがないし、自分で世話をしていたわけでもなければ可愛がっていたわけでもないので、この行為そのものについては「だったらそも…

「ユナイテッド93」感想リンク集

色んな人の感想や批評を網羅する体力も時間もないけれど、いくつか集めてみた。 ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「ユナイテッド93」は究極のジェットコースター映画 映画館の座席に座っていると、ハイジャックされた飛行機に自分が乗っているような錯…

おこりじぞう

今年も戦争について考える季節になった。 反戦文学というと思い浮かぶのはドレスデンの大空襲経験者であるヴォネガットの「スローターハウス5」であったり、こうの史代の出世作にして今の時代に現れた鬼後のようにも見える「夕凪の街 桜の国」であったりす…

世界はフリーターで出来ている

……というのは明らかに言いすぎだけれども。 私なんざ社会経験に乏しいもので小売業の経験しかなく、失業経験はあってもフリーター経験はないのだけれど、日本の小売業というのは正社員のサービス残業とパートさんの低賃金に支えられている。この2つなしでは…

世界はサービス残業で出来ている

……というのは明らかに言いすぎだけれども。 私なんざ社会経験に乏しいもので、小売業の経験しかないのだれど、日本の小売業というのは正社員のサービス残業とパートさんの低賃金に支えられている。この2つなしでは日本の小売業は崩壊する。というか、店によ…

NHKへようこそ! を見てみた。

今見ている最中。 いや、原作読んだことないしコミック読んだこともないんだけど、これって軽度の統合失調の人が主人公のお話っていう認識であってるのかしらん? もしくは軽いうつの人。

涼宮ハルヒをようやく読んだ

話題の涼宮ハルヒを発作的に全巻読破してみた。いや、以前から部屋に積んではあったんだけれどね。面白かったですよ。特に「涼宮ハルヒの憂鬱」と「涼宮ハルヒの消失」が好み。長門さん、かわいいのぅ。 スタイルとしては非常にオーソドックスな気もする。端…

地球ウォーカー

地球ウォーカーアーティスト:MELLOW YELLOW,YOUKID,椎名純平,WISEFile RecordsAmazonMellow Yellowの4枚目。去年の6月に出ていたものを、今更購入。これは良い。 一時期“dope”と形容されたような、いわゆるアンダーグラウンド的な曲は実に少ない(2曲目の“CH…

火星縦断

火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)作者:ジェフリー・A. ランディス早川書房Amazon読了。面白かった。 火星に着陸した宇宙飛行士たちがトラブルで帰還船を失ってしまうんだな。クルー達は生還できるわずかな可能性に賭け、陸路で火星の北極を目指す……文字通り火星縦…

ゆきのはなふる

ゆきのはなふる作者:わかつき めぐみ白泉社Amazonわかつきめぐみの待望の新刊。 山の主たちの人間模様(?)を描いた連作。なんと最初の作品が書かれたのは平成2年。16年かけて完結したことになる。 つーか、最初の何篇か、学生時代に読んだ覚えがあるわ…

動物たちの心の世界

動物たちの心の世界作者:マリアン・S. ドーキンス青土社Amazonかの、リチャード・ドーキンスの元嫁さんの本。上に挙げた2冊に比べると少々専門的ではあるかもしれない。比較心理学の様々な知見を紹介しつつ、「動物にも意識がある」と論じていくお話。 マリ…

眼の誕生

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く作者:アンドリュー・パーカー草思社Amazonこちらはカンブリア紀の大爆発を扱った本。とはいえ、カンブリア紀の化石のことばかり書いているわけではなく、今も生きている生物の例を多く取り上げ、自説をわかりやすく展…

生命40億年全史

最近進化についての本や生物に関しての本ばかり読んでいる。生命40億年全史作者:リチャード フォーティ草思社Amazon生命のそもそもの誕生から、原生人類の誕生に至るまでの約40億年における生命の進化をなぞったいい本。まるで、大学の教養の講義を聴いて…

Waste of Pops すげぇ

Waste of Pops 80s-90sの6月12日付の文章がすごい! 著作権の話になると「権利者団体vs著作者・利用者」というわかりやすい構図にあてはめて物事を捉えがちなんだけれども、著作者の利益と利用者の利益は別に一致するわけではないということをわかりやすく書…

終わる物語と終わらない物語―時間の矢と時間の環

Someting Orange 終わる物語と終わらない物語 平和の温故知新@はてな-終わる物語と終わらない物語小説、コミック、アニメ、媒体を問わず物語を愛好する人なら一度は思いをはせた事があるであろう大問題。 物語は基本的には終わるものであると思うのだけれど…

暦と数の話/スティーヴン・ジェイ・グールド

暦と数の話―グールド教授の2000年問題作者:スティーヴン・ジェイ グールド早川書房Amazonスティーヴン・ジェイ・グールドが、「新たな千年紀が始まるのは西暦2000年1月1日か、2001年1月1日か」というかなりどうでもいい大問題を枕に、キリスト教圏…

車中10時間

火曜日は棚卸のため、朝の9時から朝の4時まで勤務。 昨日の水曜日も朝から勤務。通常業務をこなしたあと、古本の買取価格告知変更。職場には共用のノートパソコンが1台あり、それを使わないことには告知が作れないのだが、夜になってもパソコンがなかなか…

6月に買いたい本

6月に買いたい本。自分用メモ。銀河通信オンライン参照。「きみがいた時間 ぼくのいく時間」梶尾真治/朝日ソノラマ 「時の”風”に吹かれて」梶尾真治 「日本沈没 第2部」小松左京、谷甲州/小学館 「ギフト」アーシュラ・K・ル=グウィン/河出書房新社 「…

されど罪人は竜と踊る

されど罪人は竜と踊る Assault (角川スニーカー文庫)作者:浅井 ラボ角川書店Amazon読了。本を購入する量に読書量が追いつかなくなって既に10年以上。実家の物置は私の未読本で溢れかえり、このアパートにもCDと本あわせてダンボール30箱以上ある。必然…

友人の店へ

最近、仲の良い奴が店長に昇進したんだけれど、そいつの店に冷やかしに行ってきた。ついでに余っている商品を分けてもらおうという魂胆。 正直、その店は売場的にも売上的にも芳しくなくて、店長として着任した最初の店でいきなり建て直しかよと愚痴っていた…

元ちとせのアルバム「ハナダイロ」収録の楽曲「羊のドリー」と「恐竜の描き方」における、ちょっとしたフレーズと科学に対するイメージ

仕事が忙しくすっかり放置していたこの日記ですが、ゴールデンウィーク直後に転勤しまして。職場が変わり(今のところ)少々時間が取れそうなので復帰しようかなと。いや、いつ忙しくなるかわからないんで、また放置するかもしれないんですが。職場でサンプ…

手書きPOPバトルロワイヤルについて

職場で売場を活性化しようと思って、手書きPOPバトルロワイヤルってのを始めた。 つまり、みんなにどんどん手書きPOPを書いてもらって、どのくらい売れたか集計し、一番売上の良かった人には私が自腹で何か買ってあげようじゃないかという太っ腹企画。…

オープンウォーターを見た

オープン・ウォーター [DVD]ブランチャード・ライアンAmazon何をいまさらと言う感じだけれども、先日DVDを買ったのでオープンウォーターを見てみた。 うん、面白かったですよ。 男女のカップルが手違いで外洋の真っ只中に取り残されてしまい、その二人の…

書きたいことのメモ

昨日はDVDを見て、原作本を読んだ時点で力尽きて寝てしまったので、近々取り上げたいなあと思っていることのメモ。帰ったら書けるといいなあと思うが、今日中に帰れるかは微妙だなあ(笑)。 「チョコレート工場の秘密」での柳瀬尚紀祭りにすっかり乗り遅…

御無沙汰しております

どうも、御無沙汰しております。 12月の終わりからずっと、公私共に尋常じゃない忙しさが続きまして、ずっとサイトのほうは放置して、というよりネットそのものに一ヶ月間ほとんど接続せずに過ごしておりましたが、なんとか仕事の方もちょっとだけ軌道に乗っ…